放射線科外来担当医表
人間ドック・健康診断の新しいオプション検査として、全身がんMRI検査を導入しました。
全身がんMRI検査(DWIBS(ドゥイブス)検査)は、全身にがんや転移がないかを探す検査です。同じように全身がん検査には、PET-CT検査がありますが、DWIBS(ドゥイブス)検査は、PET-CT検査と異なり、検査薬の投与や検査前の食事制限がなく、血糖が高い方も検査を受けることができます。詳細は、こちらの 全身がんMRI検査(DWIBS(ドゥイブス)検査) をごらんください。
概要
マルチスライスCT、高磁場MRI、SPECT対応ガンマカメラ等の画像診断を、院内のみならず地域医療連携による開業医の先生方からの紹介も受け入れております。
放射線科医師、診療放射線技師および看護師との密接な連携により、安心・安全・迅速に検査を行うことができるよう努めています。
検査予約電話番号 052-212-8368 (放射線科直通)
受付時間:平日 9:00~18:00
診療情報提供書送付先 FAX番号:052-212-8982
※ 電話番号をお確かめのうえ、お間違いのないようお願いいたします。
放射線科診断装置が新しくなりました
当院では、より短時間で、より鮮明で詳細な検査画像の撮影に向けて、新しいCT(コンピュータ断層検査装置)、MRI(磁気共鳴画像検査装置)、RI(ラジオアイソトープ検査装置)を導入しました。詳細は 新しい放射線科診断装置 のページを参照ください。
診療について
CT、MRI、RI等の検査では、画像添付の読影報告書を原則として検査当日に作成しております。撮影画像はCDに入れてお渡しします。尚、フィルムを希望される場合はフィルムと報告書をお渡しいたしますので、 依頼時にその旨お知らせください。
主な診療放射線機器(クリックすると移動します)
スタッフ紹介
放射線科医師 1名 非常勤医 1名
診療放射線技師 8名 (男6名 女2名)
看護師 1名 事務 1名
一般撮影装置
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島津 RAD Speed Pro / Konica FPDシステム
両股関節正面撮影

全脊椎立位側面撮影
FPDシステムを導入し、従来の撮影に比べて被ばく線量を3割ほど低下することができました。
撮影画像の確認も数秒で完了でき、待ち時間短縮に役立っています。また、脊椎全体を一度に撮影する長尺撮影にも対応しています。
ポータブル撮影装置
日立 Sirius Star Mobile / Konica ワイヤレスFPDシステム
胸部臥位正面(ポータブル)
腹部臥位正面(ポータブル)
術中・術後の撮影では、画像確認がその場でできるようになりました。
また、FPDパネルは何度でも撮影が可能なことから、何人もの撮影があってもパネル1枚で済むようになりました。
X線TV装置
日立Medites CREA
胃透視
大腸造影
嚥下造影
主に胃・大腸の検査のほか、アセスメントのための嚥下造影などを行っています。
骨密度撮影装置
GE PRODIGY-C
腰椎・大腿骨の骨密度を測定します。検査時間は3分程度です。
デジタルマンモ(乳房)撮影装置 マンモグラフィー施設認定取得しています
Senographe Pristina
右乳房MLO
左乳房 MLO
乳房(マンモグラフィ)撮影は、乳房を圧迫して撮影する為多少痛みを伴いますが、乳癌の早期発見に大変役立つ撮影です。また認定技師(女性)による撮影を行っていますので、検査を希望される方は、当院の外科にご相談ください。
2017年3月に3Dマンモグラフィ撮影が可能な装置が導入されました。
また、次に該当する方は必ず事前にお知らせください。
- 妊娠しているまたは妊娠の可能性がある方。
- ペースメーカーを入れている方。
- 豊胸手術をしている方。
CT撮影装置
GE BrightSpeed Elite 16列
肺CT
下肢血管造影CT
CTとは、「コンピューター断層撮影装置」といい、人体の横断面(いわゆる輪切り)の画像を撮影する検査です。この検査では、横断面だけでなくあらゆる断面の詳細な情報を得ることができます。これまでは、被ばくの問題が取り上げられたことがありましたが、データー収集を行いながら自動的に被ばく軽減を行う機能も備わっています。またこれまでは非常に手間と時間を要した 3D画像やMPR像などが短時間で作成することができます。
検査を受けるにあたっての注意事項
- 検査によっては造影剤を使用する場合があります。アレルギー体質の有無等事前に問診を行います。
- CT検査で使用する造影剤は、ヨードアレルギーのある方、腎機能が低下している方、一部の糖尿病薬を服用している方には用いることができません。事前にお申し出ください。
- 造影検査は検査前の食事を絶食していただきます。ただし、水・お茶は飲んでいただいてかまいません。
- 妊娠している方または可能性のある方は被ばくによる影響が考えられますので、担当医師または技師にあらかじめ申し出てください。
造影検査を希望される場合、こちらの同意書にご記入の上、当日お持ちください。
CT造影同意書
MRI撮影装置
GE Optima450W 1.5T
頭部MRアンギオ
MRCP(MR胆管膵管撮像)
MRI(Magnetic Resonance Imaging)とは、核磁気共鳴画像診断装置といい、強い磁石と電磁波を使って体内の水素の原子核から出てくる共鳴信号を画像にしています。これによって人体を様々な方向から検査する事が出来ます。
一般的にはCT検査よりも正常組織と病変のわずかな違いをはっきり抽出することが出来ますが、体の動きに大きく影響されるため、患者様の状態によってはCT検査より劣る場合もあります。検査時間は30分程度で、検査中は工事現場にいるような大きな音がしますが、耳栓等で音を軽減して行っています。また、この装置の開口部は70cmあり、従来よりも広くなり、圧迫感が減少しています。
検査を受けるにあたっての注意事項
MRIで使われる磁石や電磁波は人体に影響がありませんが、以下の方は検査を受けられないことがありますので、担当医師または技師にあらかじめお申し出てください。
- 心臓ペースメーカー等を身につけている方
- 体内に脳動脈クリップや人工関節など金属が埋め込められている方
- 以前に外科手術を受けた事がある方
- 妊娠している方または妊娠の可能性のある方
- 閉所恐怖症など、狭いところが苦手な方
- 刺青、TATOO、アートメイク、マスカラ等は含まれる成分により加熱したり、変色する恐れがあります。事前にご相談ください。
造影検査を希望される場合、こちらの同意書にご記入の上、当日お持ちください。
MRI造影同意書
RI(核医学)検査装置
キャノン GCA-9300R
脳血流シンチ
ダットスキャン
核医学(RI)検査は、ガンマ線という放射線を放出する放射性同位元素を含んでいる薬を注射などによって身体の中に入れ、臓器や病変部に取り込まれた薬から放出される微量のガンマ線を体外のガンマカメラで撮影し、肉眼では見えない身体の内部を調べる検査です。脳では血流状態を観ることにより、脳血管障害、脳腫瘍、てんかんなどを評価することができ、心臓では心筋血流障害、心機能の予後などが評価できます。他に骨疾患、腫瘍・炎症疾患、甲状腺、肺などの診断に利用されています。最近では認知症の検査に用いられることも多くなりました。検査時間は30分~45分程度です。ただし検査内容によっては、2回に分けて撮影する場合もあります。
検査を受けるにあたっての注意事項
当院では、放射性医薬品を検査前日に注文し、当日の朝に製薬会社から配送されます。放射性医薬品は時間と共に少なくなってゆきますので、保存がききません。検査の予約日に来院できない場合は、速やかに放射線科へ連絡してださい。
次に該当する方は必ず事前にお知らせください。
- 妊娠しているまたは妊娠の可能性がある方。
- 授乳中の女性の方(数日間、赤ちゃんに母乳を与えるのを避けたほうがよい場合があります)。
- 乳幼児がいる方(お子様を抱くのを半日程度は避けたほうがよい場合があります)。
- これまで何か薬を使用してアレルギー反応を起こしたことがある方。
RI検査を希望される場合、こちらの同意書にご記入の上、当日お持ちください。
RI検査同意書
医師紹介
氏名 | 所属学会 | 専門領域 |
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放射線科医長 加藤 和子 |
日本医学放射線学会 放射線科専門医 |