回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟とは
- 大腿骨頸部骨折、脳血管疾患などで、日常生活を送る上での身体機能に障がいをもった方を対象に、リハビリテーションを行う病棟です。
- 食事、更衣、排泄、移動、会話などのADL(日常生活動作)の能力向上による家庭や社会への復帰を主な目的としています。
- リハビリテーションプログラムは、医師をはじめとし、各職種(看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医療ソーシャルワーカー、栄養士、ケアワーカー)が共同で作成し、これに基づいてリハビリテーションを集中的に行います。急性期の治療と家庭での生活の「橋渡し」の役割を担っています。
- 44床1病棟(個室10室、2床1室、4床8室)、食堂、デイルーム。
入院の対象
対象疾患 | 入院期間 | |
(1) | 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、脳神経叢損傷等装具訓練を要する状態 | 150日 |
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上記疾患にて高次脳機能障害などを生じる重症の場合 | 180日 | |
(2) | 大腿骨、骨盤、脊髄、股関節または膝関節の骨折 または二肢以上の多発骨折 | 90日 |
(3) | 外科手術または肺炎などの治療時の安静により廃用症候群を有した状態 | 90日 |
(4) | 大腿骨、骨盤、脊髄、股関節または膝関節の神経・筋 または靭帯損傷後 | 60日 |
(5) | 股関節または膝関節の置換術後 | 90日 |
(6) | 急性心筋梗塞、狭心症発作その他急性発症した心大血管疾患又は手術後の状態 | 90日 |
回復期病棟の特徴
チーム医療によるリハビリテーション
リハビリスタッフをはじめ多くの専門職種がチームを組み、集中的にリハビリテーションを実施し、患者さんの退院後の生活をサポートします
一人ひとりに合わせたリハビリテーション
患者さんの状態に合わせたリハビリテーションプログラムに基づき、日常生活で必要な動作の改善が図られるようリハビリテーションを実施します。
365日提供のリハビリテーション
患者さんの状態に合わせたリハビリテーションプログラムに基づき、日常生活で必要な動作の改善が図られるようリハビリテーションを実施します。
リハビリテーションは365日体制で毎日途切れることなく行い、最短で目標に到達できるよう取り組んでいます。
入院生活そのものがリハビリテーション
病棟での生活は、家庭や社会への復帰を目的とした、退院後の生活をイメージしたリハビリテーションとなります。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士による個別訓練時間以外にも、「食事をする、着替える、トイレに行く」など、起きて生活する習慣を身に着けていただきます。
また、季節の行事を取り入れたレクリエーションなどを行い、患者さん同士の交流を図っています。
入院から退院までの流れ

患者さんの1日 (一例)
